JRCSWU

11・7ストライキ態勢の確立を

日赤労働者726号



生活を守る一時金の獲得・サービス残業の一掃を
安心安全の医療実現・看護師メッセージ運動に全力を

医療事故を防止し、安全でゆきとどいた医療・看護を実現することは、国民にとっても労働組合にとっても緊急課題です。
 いま、職場では「人手が足りない」という声は聞かれても、忙しさや経営者の赤字宣伝に押されて、看護師を増員する運動になかなか足が踏み出せない状況がつくられています。
 しかし、今のまま我慢していても職場の状況は改善されませんし、看護師の勤務がどんなに過酷なものかということは、以外と国民には知られていません。
 「患者さんに安心・安全な看護を提供したい」「患者さん一人一人の顔が見える看護がしたい」という多くの看護師がもっている願いを実現するために、この秋、全日赤は「看護師メッセージ運動」に取り組んでいます。
 また、大幅な一時金の確保と併せ、不払い時間外労働の一掃のため、一一月に全ての職場で「一斉点検、請求運動」を展開しましょう。今年五月厚生労働省は、「賃金不払い残業は労働基準法に違反するあってはならないもの」として、おととしの「基発339号」に続いて、「賃金不払残業の解消を図るために講ずべき措置等に関する指針」と「賃金不払残業総合対策要綱」を発しました。
 各単組ではこれらも活用して、「労働時間、休憩時間の明示」「時間外記入用紙の改善」「責任体制とチェック体制の整備」を申し入れ追及します。

二〇〇三秋年末闘争を元気よく組合員を増やしてたたかおう

 一〇月一五日から3日間の日程で開催された「第二五回単組・地方協組織担当者会議」には、二五単組から本部含め五三名が参加しました。今回は初日に学習会(『全日赤の賃金協定と労働協約』講師‥岡田副委員長、『日赤施設の経理の見方=赤字宣伝に負けないように』講師‥公認会計士の清水先生)を行い、2日目には『公的病院の拡充をめざす中央集会』と厚生労働省前での集会と銀座デモに参加、そして3日目に組織拡大・強化の交流会を行いました。3日間通し参加のみなさん、そしてなんとか仕事をやりくりして参加いただいたみなさん、たいへんご苦労さまでした。
 今回は、しっかり学んで、元気よく行動し、そして大いに交流を深めることができました。今は、まさに労働組合の存在が問われている時代です。もしも今、職場に組合がなければ、とんでもない状態になってしまうでしょう。組合の存在を大事にするためには、組合の力をつけなければなりません。そのためにも「組織拡大強化3カ年計画」第2年度・秋年末闘争での前進をめざし、全単組が励まし合いながら奮闘すること、各単組は現在の到達点を正確に分析し、問題点や課題を明らかにして今後の運動に生かしていくこと、そして来春に開催される次回の会議には、各地の経験を持ち寄ることが確認されました。
■代議員会には病棟からの参加が悪いので、今年度は何とかしたい。学習会を定期的にとりくむなかで組合の必要性を訴え、拡大行動も提起していく。
■従来の行動パターンを変えて、昼休みに気軽に声をかけていくようにしたい。組合ニュースの記事がマンネリにならないようにしたい。
■いつもポケットに加入用紙を入れ、まずは自分の職場から組合員を増やしてきた。加入した人が自分の同級生に働きかけ、そして他の職場へと広がっていった。相手のいいところを評価し、認めることが若手に接する時のポイント。しつこいぐらいにねばり強く、元気に、あらゆるチャンス(エレベーターでいっしょになった時も)をいかして働きかけてきた。携帯のメールも活用し、常に新組合員との接点を持つよう心がけている。





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