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みんなの力で毎月連続拡大57ヵ月 大阪単組

日赤労働者728号



 大阪単組は、一九四六年三月に結成されて以降、六八年の分裂による困難な時代を乗り越え、今から二五年前の七八年夏、「組合結成三〇周年記念集会」を前にして、最大の組織数である五二〇名台を記録しました。その後、八二年の夏期一時金、八五年春闘要求に対する団交拒否事件が発生。病院側による卑劣な組合つぶし・不当労働行為との一〇年間に及ぶ不屈のたたかいで、大阪単組はいずれの事件でも最高裁で勝利判決を勝ち取りましたが、その間、組織数は百名近く減少していきました。
 九九年四月一日、二八三名。執行部は、「このままズルズル組織を減らしたらアカン」との決意を固め、ここから大阪単組の毎月連続拡大がスタートするのです。以来、昨年一二月までの五七ヶ月間(四年九ヶ月)で二一〇名を超える仲間を増やし、今日では三四〇名の組織へと回復させてきました。これまでにも何度か月末になって一人も組合員が増えず、「もうアカンか〜」という焦燥感と「これで連続拡大のプレッシャーから解放されて、ちょっと楽になれるかも」という複雑な心境が入り交じる危機的状況に直面してきましたが、そんな時に限って必ず誰かが加入用紙を届けてくれました。その日、何人かが加入用紙をもって、寮や職場を駆けずり回っていたことも後で分かりました。こうしたみんなのねばり強い奮闘努力によって「また来月も頑張らな!」と、喜び、確信、組織拡大への思いが、ドンドン大きくなっていきました。
 全日赤には、八九年三月から九四年一月まで大津単組が樹立した連続拡大五九ヶ月という輝かしい記録があります。誰もがおそらく「この記録は不滅であろう」と思っていたでしょう。しかし今春にも、記録更新の夢が実現可能となっています。

届けられた加入用紙を囲んで執行部のみなさんニッコリ(大阪単組事務所にて)
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