JRCSWU

職場実態の交流をちからに
中四国地方協・看護師と看護助手学習交流会

日赤労働者730号



 二月二一〜二二日、広島で中四国地方協の看護師と看護助手との第九回合同学習交流会が開かれました。参加者は広島単組から七名、松江単組から七名、高松単組から五名、益田単組から二名、山口単組から一名、地方協から二名、本部から二名と合計二六名が参加して、学習と交流をふかめました。中四国地方協は以前から、各単組回り持ちで、その時々の看護問題や労働条件問題を持ち寄り、ミニ医療研を開いてきましたが、今回は看護助手と一緒の学習会をひらき、本音で話し合い、よい交流ができました。

医療事故を防ぎ、 良い看護を提供するためには…
看護師分科会

 「質の高い看護を提供する」どこの看護部でも目標となっています。しかし現状は、増員せず、いかにして多くの業務をこなすのか、ミスが起きないようにするのか、現場のスタッフに考えなさいと押しつけられています。休憩もとれず、患者さんのためなのか、自分の業務を終わらせるためなのか分からなくなってしまう。どこの職場でも起きています。看護師として、組合として何ができるのか。「私たちの目指す看護とは」原点に帰りながら、絶えず職場の実態をニュース等で知らせていくこと、話し合うことが大事でないかと意見が出されました。また、職場のスタッフと一緒に交渉に参加し、増員を勝ち取った報告もされました。

委託・派遣では責任をもった仕事は無理…
看護助手分科会

 今病院の現場では、看護助手が退職すると、そこへ委託や派遣の看護助手が入るということが、次々と起きています。しかし、そこでは指示命令系統がちがうから、急におきたことを直接頼めないとか、時間になれば帰ってしまうので、残された職員の負担がおおきい、また委託・派遣の人が次々と辞めてしまうため、そのたびにオリエンテーションをしなおさなくてはならないなどなど、様々な問題がだされました。
 派遣や委託反対のたたかいや嘱託の労働条件を改善させるためにどう取り組むかなどを交流し、仲間を増やそうと決意して終わりました。




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