全労連と国民春闘共闘委員会は四月一五日、全国で一九九四年以来となる『年金ストライキ』を決行、政府の年金改悪法案の廃案を要求しました。この日、ストを柱に三二単産、四七都道府県で一〇〇万人以上が参加しました。
自交総連が2時間以上のスト、日本医労連が1時間以上のスト(全国で七万五千人が参加)を行ったのを始め、JMIU(全日本情報機器労組)、建交労、通信労組、全印総連、全国一般、出版労連、全農協労連、民放労連、映演総連の一一単産が時限ストや指名ストを実施。官公労の単産は休暇取得やノー残業デー、地方労連は集会やデモ、宣伝などに取り組み、京都で五万人、埼玉で二万人、北海道で一万五千人、大阪と神奈川ではそれぞれ一万人が結集しました。
現在、国会で審議されている年金改悪法案は、掛金を大幅に引き上げ、給付水準を大幅に削減するものであり、また、財源確保を名目にした消費税の増税案が一部野党からも提起されるなど緊迫しています。
全日赤は、四月一五日を春闘第二次統一行動として位置づけ、賃上げなど春闘要求実現を目指して交渉をしてきましたが、本社の有額回答をしない態度に抗議しストライキを決行しました。
併せて国民春闘勝利のため年金改悪阻止の取り組みを本部および各単組は展開しました。
本部では医療労働会館の仲間と共に、浅草・雷門前にて一二時半より1時間の署名宣伝行動を行いました。
旭川単組では、スト集会中に年金ビデオを使って学習会を行いました。
八戸単組では、県医労連の昼宣伝行動に指名ストにて参加し、夕方の集会へも参加。
医療センター単組は、早朝スト中に最寄り駅まで出向き署名・宣伝行動を行いました。
成田単組では、早朝スト中に玄関前にて署名台を設置してビラ配りを行いました。
長野単組では、時間外でのビラ配り。
京一単組でも、スト集会を利用して年金ビデオの学習。
松江単組では、執行部が年休を取って地域の行動に参加しています。
広島単組でも、地域ビラ配布。
高松単組では、執行部が半日指名ストにて県医労連の行動に参加しています。
大分単組でも、集会を開き年金ビデオの学習会を前回に引き続き行っています。