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日赤労働者744号



 家の庭にしだれ紅梅と蝋梅(ろうばい)があります。今年の冬は前半暖かく1月になってから寒さが厳しくなりました。この寒さの中でも、しだれ梅たちはつぼみをつけふっくらと、今にも咲きそうな気配です。もうすぐ早春の香りを運んでくれます。毎年しだれ紅梅に梅がなり、自然に落ちそのうちごくまれに種となり、発芽し芽吹きます▼このような自然の営みから転じて、日本が迎えようとしている時代に目を向ければ、一体どうなっているのでしょうか。戦後六〇年が経過する中「戦争する」国づくりが進められています。今がまさに「戦前」なのです▼春闘学習会で、「憲法9条をとりまく情勢」の学習をしました。憲法9条は「戦争放棄と戦力を持たない」ことを規定しています。今、自民党や公明党・民主党などがこの憲法9条を、変えようとしています。改憲の狙いは、自衛隊を正式の軍隊にし、アメリカと共に自衛隊が海外で戦争できるようにしようとするものです。昨年6月に作家の井上ひさし氏や大江健三郎氏などが「九条の会」を立ち上げアピールを出しました。全日赤も日赤関係者「九条の会」に結集し憲法9条を守るための運動を行っています。憲法改悪に反対し、憲法9条をまもるためしっかりと学習し、さらに運動を強めたいものです。




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