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いきいきと働くために「学習」が必要です
2005年春闘学習会開催

日赤労働者744号



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中田先生のサイン会は長蛇の列!

 全日赤は中央委員会終了後の二月六〜七日、千葉市・幕張プリンスホテルにおいて二〇〇五年春闘学習会を開催しました。
  第一講義は、國學院大學・小越洋之助教授による『成果主義賃金の特徴と問題点』でした。小越教授は、成果主義賃金の本質は、「市場原理主義」の人事・賃金制度版であり、その道具立てとしての『目標管理制度』は導入が広がっているが、その形骸化が同時に進行(建前として「自発的目標設定」「双方向」、現実には「方針管理」=上からのノルマ=「チャレンジブル」の矛盾)していること。公平性、納得性、公開制などが標榜されているが、実際は不公正、不満、非公開となってる。特に公正な評価はできないと述べました。

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熱心にメモをとる学習会参加者

  第二講義では、いのちと健康全国センター顧問、日本医労連・池田寛副委員長から、『医療職場における労働安全衛生活動の推進について』の講義を受けました。池田氏は豊富なデータをあげて、医療労働者のいのちと健康が深刻な状態にあり、医療事故の原因にもなっていること、メンタルヘルスケアが重要になっていること、健康で安全に働く権利について話されました。そして、安全・衛生対策の軽視は経営危機をも招くこと、「労働安全衛生活動」を労働組合の中心に位置づけようと呼びかけました。
  第三講義は、おなじみの関西勤労者教育協会の中田進先生による『憲法9条をとりまく情勢』のお話でした。9条をめぐっては一九四八年から改憲の検討が始まっていたこと等が話されましたが、特に現憲法の条文の解説に多くの時間が割かれました。改めて今の日本国憲法は「平和主義」だけではなく、様々な人権規定が網羅されており、全条項の完全実施こそが必要であり、憲法を変える必要は全くないと感じました。
  第四講義は、公認会計士の清水幹雄先生より、『互助会等からの給付金の課税関係』について学習しました。参加者からの質問も多く、贈与税と所得税の違いや互助会のあり方について認識を深めました。二日間に渡って行ったこの学習会には、のべ一五〇人からの参加がありました。

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中田先生
「無知はアカン」9条を読んで語ろう
小越先生
「努力して報われない」のが成果主義の実態です



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