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日赤労働者745号



 「働くのは八時間、休むのが八時間、あとは自由な八時間」これぞ人間らしき生活。それが二交替制では一六時間、まるで一二〇年以上も前の労働時間だ。人間、睡眠時間が七時間を割ると早死にするそうな。農耕馬でも八時間働いたら、そこで動くのをピッタリ止めるという。実際、世の中では働きすぎて死んでいく人が後を絶たない▼ある日赤病院では、組合員ではない労働者代表者と交わした三六協定で、医師の時間外労働が一日八時間、一ヵ月一八〇時間、一年では、なんと一八〇〇時間まで延長可能としている。開いた口がふさがらない。いのちをあずかる病院経営者としての見識を疑ってしまう。そんなに働いたら死にまっせ▼家族といっしょに、友だちや恋人といっしょに、もっとゆったり過ごしたい。本も読みたい。映画も見たい。八時間めいっぱい働いたら、もう充分でしょう。でも、足りないのは人手と賃金。人手を増やせ!時間外手当をあてにしなくとも充分暮らせるだけの賃金をよこせ!▼〇五春闘が始まる。ここであなたも、働き過ぎてはいないか、賃金は低すぎないか、人は足りなすぎないか、日頃の働き方を見直してみよう。そして、これはおかしいと思ったら、声をあげよう。行動しよう。みんなといっしょにたたかおう。それが春闘。




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