JRCSWU

唐津単組
目からウロコの二交替制討論集会開催

日赤労働者746号



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 唐津単組の夜勤アンケート結果では、二交替職場(昨年九月から試行中)の多くの人が「日勤の深夜入りがなくなったため前よりはまし」と肯定的な意見を寄せています。そこで夜勤とはそもそもどういう問題を抱えているのかを考えようと、佐賀県医労連の協力を得て三月一〇日に「二交替制討論集会」を開催しました。
  国立病院では一九九六年から二交替夜勤が強行導入され、東佐賀病院では三病棟で二交替に入りましたが、現在は一病棟のみとなっています。「二交替でいい医療ができるのか?」と本人や家族の意見を紹介しながら地域に訴えるとみんなが応援してくれるそうです。そんな東佐賀にも「二交替をやりたい」という人はいます。そこで組合はあえてひとくくりに反対とせず、二交替をやりたい人はやってもいいが、夜勤できない人やしたくない人にはさせるなという方針を持って運動しています。職場にはいろんな事情を抱えた人がいます。一人ひとりのケースを具体的に要求しながら改善させていく中で、賛成派の人も「八時間で帰れていいよね」に変化していくそうです。
 今も東佐賀病院では夜勤オルグをしてアンケートをとり、毎年二交替を強行導入された二月には座り込みを行っています。組織率八九%という力もさることながら、基本に忠実な活動と柔軟な考え方に目からウロコ、参加者みんなが大いに励まされました。




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