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日赤労働者752号



 

 「女工哀史の方がまだましかも。だって単純作業だっただろうし、、、」「あと何人か過労死しなければ変わらないのかな、、、」過酷な深夜勤務を終え、疲れ果てた五○代後半の看護師のことば。彼女は先ほど更衣室で若い看護師からこんなことを聞かれたという。「日赤はいつになったら二交替制になるんですか?」友達が勤務している病院は二交替が多いらしい。若い彼女にとっては今の三交替より二交替のほうが良い勤務に見えるようだ。それもそのはず、日勤が定刻で終わったためしがなく夜の九時一○時まで働いて深夜勤に入っている。準夜も定刻では終わらず二時三時、時には明け方までに及ぶこともあるとか。これでは二交替のほうが良いと思うのも無理はない。だって若い彼女も、彼女の友達も、本当の三交替制勤務を体験していないのだから。▼在院期間の短縮によって職場のあちこちに無理が生じている。受け持つ重症患者の多さに加え、短期間のうちに実施しなければならい多様な検査や処置が長時間過密労働に拍車をかけている。看護師たちは自らのいのちをすり減らして患者のいのちを守っている。私たちは国際的な労働基準である八時間労働制にもっとこだわることが必要だ。そしてこの秋の増員闘争に本腰を入れよう。あまりにも人手が足りなすぎるのだから。




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