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赤十字子供の家 労働組合が誕生

日赤労働者754号



 『赤十字子供の家』単組が結成されました。全日赤では武蔵野保育園に続いて、東京にある施設の結成であり、関東地方協では2つめの児童福祉施設となります。


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 今回執行委員長に就任された大塚清美さんは、職場の民主化を求めて全日赤個人加盟労組『本部単組』に加入。昨年3月には全日赤組合員であることを表明し、孤軍奮闘してきました。以後、施設団交には本部単組役員が同席し交渉を進めてきました。またその間、東京医労連や福祉保育労とも相談しながら養護の学習会などを企画し理論武装をするとともに、職場の民主化を勝ち取るためには仲間を増やすことが必要であるとして組織拡大にも旺盛に取り組んできました。学習会への参加や団交報告を機関紙『たんぽぽ』で報告するなか、非公然で仲間を増やしてきました。
 そうしたなかで今回正式に単組結成に至ったのは、パート職員の整理解雇が予測される事態になったことによるものです。結成大会は一〇月二一日に行われ、一一月一五日臨時大会を開催して、規約・組合費・役員体制全日赤加盟など委任状含め全組合員の参加・全員一致で承認されました。大塚委員長始め、三役体制も確立しました。
 大会終了後の祝賀会では、全日赤本部・東京医労連・福祉保育労児童養護部会・武蔵野三鷹地区労の仲間、関東地方協の医療センター・武蔵野・武蔵野(保)・さいたまの仲間もかけつけ激励しました。全国の仲間のみなさん、メッセージありがとうございました。今後とも「子供の家」の仲間をよろしくお願いしますね。

赤十字子供の家

 児童福祉法第41条により、東京都児童相談所から措置される、家庭環境上養護を必要とする2歳から6歳までの幼児を児童相談所からの委託により養育し、自立を支援しています。昭和25年の設立当初は、多くは「戦災孤児」でしたが、最近は親の病気や離婚、育児能力の欠如、虐待などが原因になっていることが多い。




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