JRCSWU

学んで元気に
06春闘学習会開催

日赤労働者757号



 全日赤は中央委員会に続いて、二月十二日から十三日にかけて中央委員会と同じ会場で春闘学習会を開催しました。内容は「夜勤」「憲法」「賃金改定」「休日出勤手当」の四つの講義を行いました。

3つのリズムに反する夜勤は有害業務

 第一講義は、労働科学研究所・佐々木司氏より、「夜勤の弊害とその対処法」について講義を受けました。先生のお話は、実証的なものであり、夜勤労働者は「生体リズム」「生活リズム」「生涯リズム」に違反していることがよく分かり、人間にとって、いかに夜勤が有害か、また睡眠が大切かが理解できました。そして、夜勤と生活の質の改善運動が私たちの急務の課題であると思いました。

憲法改悪を許してはならない

 第二講義は、早稲田大学名誉教授の浦田憲治氏による「憲法改悪と構造改革の動向を読む」という講演でした。大変難しい内容でしたが、戦後日本は軍隊ではなく、人間の安全保障により、安全を確保しようとし、その具体化が日本国憲法であり、私たちは改憲を許してはならないということだったと思います。

複雑な 「給与構造改革」 知って知らせて組織する

 第三講義は、中村書記長が四月からの賃金改定について、賃金表の切替の方法や昇格の仕組みを具体例を示しながら話すとともに、いま本社が提案している査定昇給が如何に恣意的に使われるかが話されました。

休日出勤手当廃止には、法的対抗手段も

  第四講義では、河野書記次長が休日出勤手当の廃止攻撃に対するたたかい方について、法的根拠も示しながら話すとともに、一方的な不利益扱いには裁判闘争も辞さない構えをつくりだすための学習を行いました。

単組でも学習を

 春闘学習会では、今春闘で焦点となる課題について学習しました。参加者からの質問も多く出され、理解も深まったのではないでしょうか。夜勤制限闘争や休日出勤問題でのたたかいの力となるものだったと思います。また賃金改定は複雑で個別対応も必要となることから、各単組でも独自に学習会を開催しましょう。




過去の記事 目次へ戻る