JRCSWU

全日赤第61回定期全国大会開催

日赤労働者762号



写真

 七月九日(日)から一一日(火)にかけて二泊三日で、全日赤第六一回定期全国大会を開催しました。代議員・オブザーバー等を含め、一五三名の参加で活発な討論を行ない、二〇〇六年度運動方針を満場一致で採択し、全日赤二〇〇六年度統一要求のスト権も満票で確立しました。また大会二日目には、歴代委員長をはじめとする諸先輩方をお招きし、全日赤結成六〇周年祝賀会を開催しました。

勤務評定を導入させないたたかいに全力を(一号議案)

 大会初日に、太田中央執行委員長の開会あいさつにつづき、日本医労連・田中中央執行委員長と千葉県医労連・八木原書記長の二人の来賓より激励のあいさつをいただきました。また大会には医労連の仲間をはじめ各界より五九通の祝電・メッセージが寄せられていることが報告されました。
 続いて、一号議案(たたかいの総括および二〇〇六年度運動方針)の提案を中村書記長が、限られた時間のなかで勤務評定反対のたたかいなど要点のみ説明しながら補足議案も含め提案しました。次に二号議案(財政報告および二〇〇六年度財政方針)を財政報告のあと会計監査からの監査報告を入れながら岡田財政部長が提案しました。

勤評試行施設、弊害リアルに報告

 大会二日目には、一号議案と二号議案についての討論を行い、質問も含め54名が発言しました。単組での一年間のたたかいや取組みについての報告や方針案についての意見など議案を補強する立場での発言でした。特に本社の勤務評定試行施設の単組から「時間外請求は控えよう」との声が聞かれたなど、勤務評定がもたらす弊害についてリアルな報告がなされました。また医療センター単組での「休日出勤手当廃止反対のたたかい」や長野上山田病院で突如提案された「病院廃止の動きとのたたかい」についての発言に対して、全日赤全体のたたかいとして位置付け取り組むこととする本部の姿勢を示しました。
 そして採決の結果、一号議案(賛成一〇〇)、2号議案(賛成一〇二)とも満場一致で採択されました。

会館建替えは必要(三号議案)

 大会三日目に、岡田副委員長より三号議案(会館建設について)を提案し、つづけて討論を行いました。三単組六名の代議員から「建替えは必要だが単組の負担が軽くなるようにしてほしい」趣旨の発言がありました。本部は「具体的な土地・建物が確保されていない状況で、各単組の分担金について正式な額を示して提案ができないので、大会では単組の分担金を計算する際の考え方について決めて欲しい。正式な単組分担金の額と入居に必要な資金総額については、次期決議機関で提案したい」と答弁し、採決の結果、三号議案は賛成多数(反対〇、保留五、賛成九四)で可決されました。
 続いて、四号議案(議事運営規定の改正について)を河野書記次長が「規定の矛盾点を解消するための改定である」ことを説明し、投票の結果、満票(賛成九九票)にて可決しました。 また役員選挙も行い、推薦・立候補者全員が信任投票により信任され選出されました。欠員となった中央執行委員の選出については、しかるべき時期に補欠選挙を予定し、大会代議員による通信投票により選出する方向性を本部は示しました。
 最後に大会宣言とスローガンを満場の拍手により決定し大会は閉会しました。




過去の記事 目次へ戻る