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日赤労働者762号



 
 

 WBAライトフライ級王座決定戦で、ダウンを奪われながらも亀田興毅選手が判定によりチャンピオンとなった。一一回では倒れそうになりながらも良く持ちこたえたと感心しすると同時に判定になれば負けるであろうと確信した。しかし判定を聞いて驚いた。テレビに向かって「なんで」と叫んだ。次の日の新聞でも多くの人が同じ思いであったことが報じられていた▼倒れなかった頑張りが評価されたのか、観客の声援がジャッチに届いたのか、素人には理解できない判断基準があったのか定かではないが、多くの人が納得できない結果となった。▼ボクシングの判定はラウンド毎に優劣を点数化するが、優劣については各ジャッジの判断によるらしい。そんな時ふと、いま本社が提案している勤務評定を思い出した。勤務成績を着眼点毎に点数化するが、その評価は評定者の判断による。観客の声援に左右されたのであれば正しくハロー効果である▼ボクシングは個人種目であるが、チームプレーの中で一人だけ目立つ選手がこの様な評価をされれば、他の選手はどう思うであろう。また見ている観客はどう思うか▼亀田選手が負ければ、コマーシャルなど起用していた企業の経済的考課は大きいかもしれないが、今回の結果は亀田人気を下げたのではないだろうか。




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