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「医師・看護師増やせ」の世論高まる
五・二九中央集会に五五〇名参加一〇〇万筆の署名提出

日赤労働者770号



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中央集会

 全国的に医師・看護師が不足するなかで、病院の閉鎖や縮小が社会問題となっており、日本医労連が提起した増員署名は一〇〇万筆を超えました。五月二九日、都内に全国から五五〇名の看護師たち医療労働者が集まり、集会を開き、全国会議員を訪問し要請行動を行いました。集会は、日本医労連、全大教、自治労連の呼びかけで行われました。

 「医師・看護師を増やして」署名は一五〇万筆を集めることを目標に、昨年秋から全組織で取り組んできました。組合員一〇筆を目標にしたわけですが、残念ながら全日赤は約一万四千筆、1人当たり2筆に止まりました。今年の五月のナースウェーブ行動は各地で取り組まれ、そこで署名は一気にすすみました。各県医労連が増員を求める自治体決議運動を取り組み、六〇〇を超える自治体が決議しました。

  中央集会では、日本医労連の田中委員長が主催者を代表してあいさつしました。「増員署名は一〇〇万筆を超え、紹介議員になってくれると約束した国会議員も党派を問わず六〇名以上になってきています。私たちの医師・看護師増やせ、地域医療を守れの運動は情勢をかえてきています。そのことに確信をもち、安心・安全な医療の実現、働き続けられる職場をつくるために頑張りましょう」と呼びかけました。

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中央集会

 全医労豊橋支部の代表は、署名集めの体験を語り、行きつけの美容院、同級生、電車の中で隣に座った人などあらゆるところで署名を訴えたこと、これからも集めたいと決意をのべました。北海道医労連の代表は人目を引く「のぼり旗」をつくり、街頭署名を行ったこと、広島県医労連の代表は、署名数全国一をめざして頑張ったこと等を訴えました。秋田県の鷹巣阿仁地域の精神医療を守る会の会長は「医師不足のために、精神病院がなくなりそうになった。人口四万人の地域で一週間で二万筆の署名が集まったのは、医労連の方々のおかげです。地域の医療を守るために頑張りたい」とのべました。
 二人の国会議員が駆けつけてくれ、自民党の寺田稔衆議院議員と共産党の小池晃参議院議員が医師の増員と看護師の増員に向けて一緒に頑張りましょうとあいさつしました。

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