JRCSWU

第三回血液対策委員会&第二回看護師集会
初流血採血に伴う腰痛増加対策部門別定数作成を確認

日赤労働者770号



 五月十三日〜十四日の二日間、第三回血液センター対策委員会と第二回看護師集会を合同して開催し、十四日十二時半より約一時間半血液事業本部と労使協議会をおこないました。
 対策委員会では各地の血液センターの状況が次のとおり報告されました。
 広島センターでは、バスのドライバーは派遣でおこなっており、六月からは供給も派遣になる。
 埼玉センターでは、広島同様バスのドライバーと献血の受付、供給も派遣でおこなわれている。
 滋賀センターでは、週休二日制(四週八休)が本格実施されたことに伴い、土曜日の休日出勤手当の交渉をおこなっている。
 秋田センターでは三六協定より時間外が多いため労働基準監督署が調査に入っている。
 看護師集会では、安全対策として始められた初流血採血を、狭いバスの中で中腰になっておこなわなければならず、腰痛を訴える看護師が増えてきています。また、資材や廃棄物も多くなり、バスの積み卸しが大変になっています。さらに、採血要員(看護師)が不足しているなかで、血液不足に対処するための臨時配車、増車、夜間採血などがおこなわれ、年休・代休がますます取れなくなっているなどの実態が報告されました。

〈血液事業本部交渉〉
 以上の実態をふまえ本社血液事業本部と労使協議会をおこない、実態把握と改善を求めました。このなかで、初流血採血に伴う不自然な姿勢での腰痛発生については、労働安全衛生面からの対策を立てることと、中腰にならなくてすむような資材の改善等をおこなうことになりました。
 また、増員要求については、足りているセンターと不足しているセンターとがあり、同規模センターの人員調査必要性を認め、改めて部門別に定数作成することを確認しました。




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