機関紙「日赤労働者」

部門内調整の「絶対評価」は疑問

 勤務評定の流れは、①被評定者による「自己評価」、②評定者による「一次評価(絶対評価)」、③調整者による「部門内調整・二次評価(絶対評価)」と説明しています。
 一次評価は、評定者(例えば看護部なら師長)が、評価基準に基づき評価をおこない点数化します。絶対評価なので満点の人が何人いても良いことになります。
 二次評価は、調整者(例えば看護部なら看護部長)が、部門内の一次評価のバラツキや評価エラーを調整し、客観的(中立的)立場で一次評価を適正化すると説明しています。
 現行の勤務評定においては、調整者の「調整」は相対評価にて順位をつけると説明していました。新たな勤務評定において「部内調整は絶対評価」であるとことさらに強調していますが、被評定者の仕事ぶりを見ていない調整者が「絶対評価」をおこなえるとは思えません。
 「調整会議」の説明でも「統括組織における複数の評定者の評価結果を確認し、調整をおこなうことで評価の適正化を図る」としており、被評定者の評価を行うものではないことが伺えます。想像するに調整会議において「ある評定者の評価が他の職場よりも高評価者が多ければ、評価が甘いとして高評価者を減らす」ことがおこなわれるのではないでしょうか?
 また、現行の勤務評定は順位に基づき賃金反映することを前提に作られていたため「相対評価」であったが、新たな勤務評定が「絶対評価」としているのは、順位がどうあれ実施権者の判断で賃金反映できるものであるからということなのでしょうか?もしそうであるならば、「勤務評定による賃金制度」はまやかしであると言わざるを得ません。

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