機関紙「日赤労働者」

Web本社要請行動
本社は職場の声を聞いて

 全日赤は、10月11日(火)13時30分よりWeb本社要請行動をおこない8単組20名(本部含む)が参加しました。事前に収録した「訴え動画(職員の声‥9単組29名が参加)」を上映した後、参加者から、職場の過酷な実態や、賃上げ・賃金改善、増員など労働条件改善、勤務評定反対などを訴えました。参加者の発言要旨次のとおりです。

賃上げ・賃金改善を

 「病院薬剤師は薬局薬剤師より2割賃金が安い。今後、勤務医の負担軽減のため役割は大きくなり薬剤師の確保のための手当は重要」「血液センターではコロナに対応する手当がないなか、採血後ドナー(献血者)から陽性だったとの連絡がくる」「40代、50代のベテラン層の賃上げがない。改善を」「資格手当はだせる仕組みだが、本社が基準を示すなど旗振りをしてほしい」「ガソリン代も高騰し、駐車場代も高い。通勤費以上の交通費がかかっている」「物価も上がり生活がたいへん」

人手を増やして

 「違法当直を是正するためにコメディカルも勤務化が必要。増員しないとできない」「看護師は、休日や夜勤はつきものだが、働き続けるためにはインターバル制度を作ってほしい」「育休制度が改定されたが、常に人員不足で制度も活用できない」「時間外労働の請求も認められず、休憩も取れない。管理者にも余裕なくハラスメントが横行している」「PPEを装着しながらレッドゾーンで5時間以上勤務している」「10時間勤務で休憩も取れない」「患者の声を紹介する『日々来てくれる看護師の人数や時間が減っている。お願いしたことも言えなかった。看護師を増やしてください』とあり心が痛んだ」

勤務評定の導入反対

 「ある職種では業者との価格交渉がうまい人が評価されている。本来の業務で評価されていない」「時間外申請しても差し戻される実態がある中でモノを言えない職場で公平・公正な評価はできない」「コロナ禍の非常時で、ものすごく大変ななかトライアルを実施。施設はトライアル実施について問題点などの精査や評価すらしていない。ただ実施しただけ。ただやるだけなら意味が無い。振り回される職員の立場にたつべき。勤務評定は導入しないで」

◇   ◇

 本社は「コロナ禍で職員のみなさんのがんばりには感謝している。本日は、話を聞く場。具体的な話は団交でおこなう」とコメントしました。
 全日赤は「11月に団交を申し入れる。職員の声や訴えに誠実に応えてほしい」と強く要請しました。

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