機関紙「日赤労働者」

よりよい年となることを祈念
全日赤中央執行委員長 五十嵐真理子

 新年あけましておめでとうございます。今なお続く感染防止対策の中、職場・地域で昼夜を問わず奮闘している組合員の皆さんに敬意を表します。そして今年は、全日赤組合員にとってより良い年となることを祈念します。

 この3年間、医療・福祉労働者は日常生活や行動を制限し、自らが感染源となるかもしれない恐怖、急な勤務変更、日替わり・時間単位での応援勤務など、私たちにかかるストレスは限界に達しています。
 政府は先日成立した改正感染症法に関連して、新型コロナの法律上の分類について見直しを検討することを表明していますが、施設では今までどおり対策は必要ですし、職員の負担は変わりません。

 このような現場の状況があるにもかかわらず、「あらたな給与制度」として、4月より新賃金制度に移行します。私たちの職場では各職員が能力を発揮してチームで医療・福祉を支えています。公平で公正な評価ができない中での勤務評定の導入は、職場に分断と混乱をもらすだけです。日赤で働いて良かったと思えるような職場を作っていきましょう。

 ロシアによるウクライナ侵攻など不安な世界情勢もありますが、平和であってこそ、よい医療・福祉が実現できます。平和を守り憲法をいかす運動にも取り組んでいきます。

 今こそ、全日赤・労働組合の役割は大きくなっています。そのためにも組織が大きく強くなる必要があります。そして、職場に組合がみえる活動ができる1年にすることを心から呼びかけて年頭のご挨拶とします。

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