機関紙「日赤労働者」

署名4482筆を提出
賃上げ必要性を認めるが
本社団交

 全日赤本部は4月22日、日赤本社と団体交渉をおこないました。全日赤は、冒頭に「大幅賃上げ署名」4482筆を提出しました。

『賃上げ姿勢』を文書確認

 本社は「前回から回答に変わりはない。春闘における世間の賃上げ機運、全日赤の強い賃上げ姿勢の要望に対し賃上げの必要性は否定しない」と、前回よりも前向きな回答をしました。全日赤は「物価高騰と人員不足の中、必死で職場を支えている。現給保障対象者も含めて全職員の実質的な賃上げを求める」とさらに追及しました。
 また、本社は「賃金は人材確保に重要であり、職員の生活と経営を守ることは両輪。政府含め各方面にも働きかけている」とも回答。全日赤は「経営を守るだけなく、職員の生活を守るためにも賃上げが必要であると国に働きかけて欲しい」と追及しました。現在の到達点の文書確認について本社が了承したことは、継続する賃金交渉の足がかりとなりました。

一時金加算額は施設長判断

 本社は「一時金の加算額は、血液センター含め施設長が判断するもの。加算額の本社承認はいらない」と回答。全日赤は「一時金も生活給になっている。赤字施設の職員も日赤の事業を支えている。加算額も含めて財政支援をしてほしい」と、さらに追及しました。

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