機関紙「日赤労働者」
あけましておめでとうございます
創立80周年へ新たな一歩
全日赤中央執行委員長 五十嵐真理子
新年あけましておめでとうございます。職場・地域で昼夜を問わず奮闘している組合員の皆さんに敬意を表します。そして今年こそ、全日赤組合員にとって良い年となることを祈念します。
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物価高騰が続き、多くの人が「賃金は増えても生活が楽にならない」と感じ、節約を余儀なくされています。世間では昨年を上回る大幅な賃上げとなりましたが、日赤の賃上げは、全ての職員が実感できるものでなく、3月実施となりました。全日赤は署名の積み上げや本社要請行動などにも取り組みました。
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勤務評定が導入され、職場では混乱と個人の業務負担も大きくなっていることが明らかとなっているにも関わらず、2026年度の評価結果が2027年冬の期末勤勉手当に反映されることが進められています。チーム医療・福祉の職場に勤務評定は馴染まないものです。
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2026年は被爆80年の節目の年であり、各地で核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた決意を新たにし平和に関連する事業等が取り組まれました。平和であってこそ、よい医療・福祉が実現できます。私たちも平和を守り憲法をいかす運動にも取り組んでいきます。
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全日赤は、今年の3月10日で創立80年を迎えます。全日赤の存在意義を再確認し、未来に向けて新たな一歩を踏み出すことで労働組合を見せる機会です。
組織拡大強化2カ年計画最終年度目標の達成と、そして職場に組合がみえる活動ができる1年にすることを心から呼びかけて年頭のご挨拶とします。

