機関紙「日赤労働者」

要求を実現する春闘
他業種との賃上げ格差
3年間で約2万円
全日赤2026年春闘学習会

 2月8日、埼玉・TKP大宮ビジネスセンターにて、全日赤2026年春闘学習会をweb併用で開催し、15単組本部含め35名が参加しました。

 講義は、日本医労連の書記長に「26春闘を『要求を実現する』春闘に」と題し、お話しをいただきました。
 第1部は「産別労働組合とは」と題し、日本で唯一の医療の産別労働組合である日本医労連のたたかいの歴史から産別の意義を話されました。60年代の病院ストでの大幅賃上げと夜勤制限や、90年前後のナースウェーブでは540万筆の署名が「看護師確保法」制定につながったこと、たたかいの中から、個々の組合でバラバラにがんばるより、全国で同じ要求を掲げて動けば、経営者や政府も無視できなくなる教訓が語られました。
 第2部は「26春闘どうたたかいとるか」がテーマで、医療と他の業種の賃上げの差は、この3年間で約2万円近く広がっています。
 2025年の補正予算と診療報酬改定では賃上げの原資が確保されましたが、格差をうめるものにはなっていません。この格差解消と、政府による診療報酬10%引き上げを要求するため、医労連は診療報酬改定の団体署名や「一言カード」などに取り組んでいることが紹介されました。社会的責任にふさわしい賃上げをさせるためには、「賃上げ要求が、職場の要求になっているのか」と問われました。職場対話を通じて組合員の要求を明確化し、ベースアップ獲得を目指す方針が示されました。成果を職場に返し、未加入者の組織化も同時に進めることが大切と語られました。
 参加者からは「組合の活動に賛同し、署名など協力してもらえるが、ストライキへの参加など当事者意識が低い場合の働きかけはどうしたらよいか」との質問に対し「個別要求の小さな実現をつみ上げ、成功体験の共有で参加動機を醸成させる。短時間参加メニューを用意し裾野を広げてはどうか」とアドバイスをいただきました。
 最後に医労連が作成した「夜勤の有害性」の5分動画を視聴し終了しました。

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