機関紙「日赤労働者」
視座
国を動かす強力な手段
「声」をかたちにする
署名の輪を広げよう
署名活動と聞くと、「大変」「難しい」と感じるかもしれない。しかし、憲法で保障された請願権に基づく署名には、社会を動かす確かな力がある。医療・介護労働者が安心して働き続けられる環境は、安全・安心な医療や介護の実現と表裏一体だ。現場の切実な願いを世論へと押し上げ、国を動かす強力な手段こそが署名なのである。
これまでも積み上げた筆数が歴史を変えてきた。1992年の看護婦確保法の制定をはじめ、介護職員の処遇改善交付金の実現、近年のベースアップ評価料新設など、現場の粘り強い署名行動が確かな制度改善を勝ち取ってきた実績がある。
集め方は無限大だ。職場で同僚の悩みに耳を傾けながら用紙を手渡す、家族や知人に協力を広げる、白衣やのぼり旗で街頭アピールをおこなうなど、多様な工夫で対話の輪を広げられる。国籍や年齢を問わず誰もが参加できる点も、署名ならではの強みだ。
政府による社会保障費抑制の動きが強まる今だからこそ、現場の声を可視化させる意義は大きい。集まった一人ひとりの筆数は、現場と社会を豊かに変える力となる。確かな未来を切り拓くため、今こそみんなで署名の輪を広げていきたい。

