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機関紙「日赤労働者」

たたかえば成果が全日赤職場でがんばってます!…07秋年末闘争

医療センター第一労組七〇〇名もの署名で年末年始手当五〇〇円アップ勝ち取る

 医療センター第一労組は一時金妥結後も、執行部で何とか「年末年始手当」を上げさせようと意志統一し要求署名を展開。職員過半数の七〇〇名を集めた結果、経営側も譲歩し五〇〇円引き上げ回答(十二月十九日)を勝ち取ることができました。
 また単組では、今回労働者代表選挙にも取り組み、選管にも組合役員が参加して公正な選挙を行わせました。そして、坂本委員長が四〇〇票を獲得しました。残念ながら比較一位ですが過半数には届かず、再選挙となっています

病院の恣意的評価で
医師の一時金に差

 その後、医療センターの経営者は医師に対し、昨年末の一時金と一緒に報奨金のようなものを支給していたことが発覚しました。支給対象外となった医師らからは、「納得できない」と不満の声があがっています。
 評価の理由は、病床稼働率をアップさせたことなどだそうです。土日に退院したい人を理屈をつけて月曜に延ばすようなことはなかったのか。患者さんの意志は尊重されたのか。そもそも、頑張って働いているのは医師だけではありません。
 病院側は常々、「給与要綱に基づかない支給はあり得ない」としていましたが、今回は「組合に説明する必要はない」とまで言いつのっているのです。「頑張った者に金額を上乗せした」だけのことでは済まされません。
 単組では、病院の不当労働行為であり、(1)職員の賃金はすべて賃金協定に基づき支給されるもの、(2)「労使合意で決定すべきもの」であるにも関わらず変質させようとしている、(3)勤務評定が本部本社間で合意されていないなか恣意的評価で行ったこと(評価基準も病院管理者の独断で行われ、正に「お手盛り」)は許されないとして、良心的な医療機関を目指そうと職員に組合加入を訴え、現在4カ月連続(7月以降7名)の組合員拡大も行っています。

地域医療守る経営改善で協議
伊達労使あっせん受諾

 伊達単組は、病院側からの経営難を理由にした一時金据え置きと年末年始出勤手当削減回答に対し、労働委員会あっせんを活用し一二月二七日未明決着しました。
  この間の団体交渉で病院当局は、累積赤字で経営難であることと赤字補填に自治体から助成金を受けていることなどを理由に挙げ、そのうえヤミ給与まがいの手当と言いがかりを付けて削減に固執しました。
 これにたいし単組は「勤勉手当てとして支給」との本社通知を突きつけて不当な言いがかりは封じました。そして、一時金については、経営難である実態については周知の事実であり昨年実績確保で了承。しかし年末年始手当については、病院側の経営責任もいっさいとろうとしない姿勢に加え、経営難を乗り切る「象徴」としての削減であることを強調して、今後も諸手当カットを続けることを示唆し、さらに人員削減も公言するという、職員を不要経費としか見ない姿勢に職員は強く反発しています。そのなかで、出勤する一部の職員のみを対象にした削減であり、赤字のツケ(経営責任)を一部の職員に押しつける許し難いものとして組合は削減に断固反対しました。
 あっせんの中であっせん委員は粘り強く削減撤回を説得しましたが、非常識きわまる病院当局は削減に固執しました。またあっせん委員は経営を立て直す改善方針も示さないのは不誠実として強く諭し、年度内に書面で示し組合と誠実協議することに同意させ、このあっせん内容で組合も了承しました。

庄原二交替本実施一月見送り
長時間労働反対堅持・夜勤改善を

 庄原赤十字病院では、二交替制勤務の試行結果についての団交確認を無視し、十分な交渉もなく来年一月より本格実施を強行しようとしました。庄原単組はただちに団交を申し入れ全国からの抗議が集中するなか一二月二六日に団体交渉が行われました。
 団交で病院側は、「就業規則の変更を一七日に提案し二一日に意見を出すようにいうことは誠実な対応とは言えない」との追及に対して、「早計であるといわれればそうかもしれない」と非を認めました。また、就業規則の条文に不備があったことから「一月からの本格実施は見送る。一月は勤務表が出来ているので試行を継続させてほしい。就業規則の変更は二月からの本格実施を目指して改めて提示する」と回答しました。
 組合が「みんなが二交替制は良くないとなれば、二月は三交替に戻すのか」と追及したのに対して、病院は「そうなれば当然戻す」と回答しました。そこで組合は「みんなとは試行病棟だけでなく、配置転換もあるのだから病院で働く看護師全員を対象とする」ことを確認しながら、「二交替ができない職員に対して強制はしない」との回答を引き出しました。
 組合は、その他にも二交替制の内容について交渉することを追及しまた。病院側は「交渉には誠意をもって応じるが、組合が二交替制反対であるなら合意点は得られない」と組合だけに譲歩を求めましたが、「二交替制か三交替かの二者択一では合意点はないが、以前の過酷な三交替の是正など、労働者の労働条件改善、患者サービス向上の視点から夜勤体制をどうするかの議論に対して合意点は見つかる」との組合の主張には同調せざるを得ず、引き続き交渉していくことを確認しました。
 団交後、庄原単組では「二交替の方がまだマシ」との職場意見があるなかで、八時間労働制守り長時間労働(二交替制)反対の主張を堅持しながら、二交替試行職場だけでなく三交替職場も含め、夜勤改善要求アンケートに取り組むことを意思統一しました。

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