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機関紙「日赤労働者」

勤務評定 中止・撤回を

 全日赤は一〇月六日午後一時三〇分より日赤本社前で勤務評定反対・本社要請行動を行いました。参加者は、日本医労連や全国組合の仲間を含めて七〇名を超えました。

勤務評定は実施できていない。ムダなこと。中止・撤回を求める

写真 「期首面談は二〇人のうち五人しか行われていない」「係長が評価するところもあるし、ある師長は自分の評価基準でやると言っている」医療センター「師長の離職が心配。不安に思っている人沢山いる」大津「メンタル悪化が増える。大きな損失になる」山口
 「みんな人間扱いされたい。パート職員の差別するな」子どもの家「違法当直、キチンと調査を」成田 「寒冷地手当は賄えない額、暖かい生活はぜいたくか」 釧路
 集会参加者は本社地下会議室に移動し、一四時から一五時過ぎまで、本社に対し要請を行いました。参加者は職場のリアルな実態で、いかに今回の勤務評定が問題あるか具体的に追及しました。しかし、本社側は従来の見解を述べるだけでした。全日赤は、「必ず実施せよという『通知』を撤回すること、勤務評定は最低凍結すべき」と発言して要請行動は終了しました。

『参加しなさい』という“命令”があれば時間外手当の対象である
本社回答

写真 全日赤本部は、全職員のベア獲得を含む諸要求の前進めざし、九月二四日本社団交を行いました。今回の団交では、本部の交渉員は、事前に取り組んだ職場からの、「一言メッセージ」を活用し、本社を追及しました。
 団交では、まず始めに職場の実態、具体的な生の声を紹介し、(1)医師確保手当の全容解明(2)医療職(二)表の夜勤手当改善(3)待機手当の新設(4)福祉職の昇格基準(5)寒冷地手当の削減凍結、等の交渉を行いました。しかし、本社人事部長は、いずれも前回の回答から一歩も出ない姿勢に終始しました。全日赤は継続協議を約束させ、次の項に移りました。

全日赤
交代制勤務はさらに時短を拘束時間を短くするよう指導を

本 社
週38時間45分を基本に拘束時間を短くするのがスジ

 そして全日赤は、(1)労働時間短縮、(2)育児の短時間勤務制の具体的回答を求めると共に、(3)時間外労働、(4)年休取得の促進について、本社の見解を質しました。
本 社 労働時間は週三八時間四五分を基本に、「育児のための短時間勤務」は、国立病院機構の制度をベースに考えたい。来年四月からやりたい。
本 部 施設によっては、拘束時間はそのままで休憩時間を長くすることも検討されている。せっかくの時短が生きない。拘束時間を短くする方向で指導して欲しい。
本 社 なぜ時短するのか。拘束時間を短くするのがスジと考える。
本 部 会議は一切時間外手当を認めない施設がある。研究も、「自己研鑽」にスリ変えられている。7:1の影響で、有休を取らせないという職場の実態が沢山寄せられている。本社としてどう考えるか。
本 社 業務上必要であり命令があれば、手当の支給対象になるのが普通。ケースバイケースだ。年休が制限されていることがあるなら、「是正せよ」と機会を捉えて指導する。
 最後に、全日赤は「勤務評定」中止・撤回を要求して団交は終了しました。
 本社は「ご理解いただきたい」「研修を通じてよりよいものにしていく」と述べ、勤務評定の撤回を拒否しました。

日赤本社へ「一言メッセージ」
人手不足、過密労働に現場悲鳴

・寒冷地手当の引き上げを
 (北海道地方協 看護師さん)

 賃金上げて下さい。生活が苦しくて大変です。原油が上がり、ストーブもつけれなく、北海道なので凍えてしまいそうです。あと、年休をきちんと下さい。希望しても勝手に削られ、反対に文句まで言われます。

・患者さんから「質の低下」を指摘
 (関東地方協 看護師さん)

 この数年、週末に一〇人以上退院し、週明けには連日五〜六人以上もの患者さんが入院するため、患者さんを十分に把握できないまま関わらざるを得ない状況にあります。また、二日後に入院が予定されているベッドも空いていれば緊急入院を引き受けざるを得ない状況で、患者さんにも無理を強いています。不足しているのは医師だけではないし、チームで関わるからこそ患者さんの状態も改善に向います。
 ですから、全職員の賃上げと、ゆとりある人員配置を切に求めます。患者さんから「質の低下」を指摘されますが、患者さんから見離されたら病院もおしまいです。
 「質の向上」には何より職員の労働条件の改善が重要です。よろしくお願いします。

・勤務評定、とんでもない!
 (近畿地方協 看護師さん)

 今、病棟は以前に比べて、入院期間短縮や記録物の増加、重症患者の増加で、とても神経を使い忙しい中で、ミスのないようにギリギリでみんな働いています。これを勤務に評価するなんてとんでもないことです。そんなこと考えるヒマがあればもっと、人を増やして職員の疲労を軽減できるようにして下さい。メンタルで働けなくなる人も年々増えています。

・上司についていけない!!
 (九州地方協 看護師さん)

 人員増員の努力は見せず、7:1の看護体制を維持するために、勤務から当直(労基法違反!)に変えるという努力をする上司についていけない!!

08秋年末闘争 みんなの怒り・嘆き・あきらめを『要求』に変え労働組合に結集して職場をよくするためにたたかいましょう

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