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機関紙「日赤労働者」

国は違えど赤十字は同じ 韓国赤十字労働組合と交流 韓国「赤十字将来検討委員会」の4名が来日

写真 八月二五日〜二八日にかけて、韓国赤十字労働組合を中心とした「赤十字将来検討委員会」の四名のみなさんが来日し、全日赤と交流し、日赤医療センターと大森日赤病院を見学しました。大韓赤十字社の病院は六病院あり、血液センターは一六カ所あるそうです。来日したのは仁川赤十字病院労働組合委員長のキムさん(看護助手・男性)、統営赤十字病院労働組合委員長のユンさん(放射線技師・男性)、韓国保険医療労組(KHMU)の政策局長のソンさん(女性)と国立慶尚医科大学教授のヅォンさん(男性)でした。来日の目的は、大韓赤十字社の病院が赤字経営であり、経営困難を理由に、病院の縮小と閉院を打ち出してきているので、日赤病院の実態はどうであるかを調査したいということでした。ソンさんは、日本医労連にあたる韓国保険医療労組の本部に勤務している専従の役員ですが、公的医療政策の担当であり、日本の公的医療機関の赤十字病院の実態を学んでいきたいということでした。
 二六日は全日赤の会議室で、一日かけてお互いの実態、例えば、お互いの赤十字社の歴史、病院経営の実態、労働組合の歴史、現在の運動を交流しました。大韓赤十字社の総裁は、大統領が選ばれる時に貢献があった人が政府に指名されてなるということであり、運営は国民の寄付に頼っているということです。
 韓国保険医療労組は、一九九八年に産業別全国組合として結成されました。加盟組合は、約一五〇の公立・公共・民間の医療労組であり、約四万人を組織しています。二〇〇四年には、一万人の組合員が産別ストに加わり、週休二日を勝ち取っています。また、二〇〇七年には、非正規労働者保護の労働協約を病院経営者団体と締結し、二四〇〇人の非正規労働者は正規労働者となりました。
 施設見学は、日赤医療センターだけでなく、自分たちの勤務する病院と同程度の三〇〇床位の病院を見学したいという強い希望があり、大田区にある大森日赤を見学しました。大森日赤は、現在の建物の隣に新築中ですが、五〇年経た古い建物に「私の病院と同じ感じだ」と親しみがわいたようです。案内の事務部長に、新築の予算、国と自治体からの資金援助や借り入れなどについて詳しく聞きました。
 これからの日本医労連や全日赤との交流を約束し、二八日帰国しました。

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