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機関紙「日赤労働者」

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 厳しい寒波が日本列島を席巻した昨年末、東京都庁の真下に位置する新宿中央公園で毎年おこなわれている野宿者炊き出し支援へ参加しました▼09年度末に初めて参加し、越年は2度目になります。今年は連日300人ほどが集まっていました。熱々のご飯と汁を盛ったお椀を手渡しながら「おまちどうさま」「ありがとう」と声を掛け合います。お椀を受け取る人の波間には20代の青年の姿もありました▼ボランティアスタッフの中には元ホームレスのおじさんもいて、炊き出しに並ぶ仲間の身の上話をそのおじさんから聞きました。凍傷も起こす極寒の冬、誰も路上で寝たいとは望みません▼昨年暮れの早い時期より、東京都の石原都知事は「都での10年末公設派遣村は行わない」ことを明言しました。リーマンショックに端を発した「派遣切り」が起きた一昨年。厚労省前にできた「派遣村」が社会に投げかけた貧困の実態は現在までに解決されたというのでしょうか▼今でも何千人という路上生活者と、働くことの困難な生活者が存在します。丁寧に一人ひとりの事情に傾聴すれば必ず人為的支援、福祉・社会保障の必要性を感じます。困窮する者を切り捨てるのでなく共に生きる社会へ▼指導者の決定を批判できるか、私たちの意識が問われています。

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