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機関紙「日赤労働者」

大幅賃上げ・夜勤改善 本社に要請

 全日赤は4月21日13時から日赤本社の前庭で、2014年春闘決起集会を14単組33名の参加で開催しました。集会には、日本医労連と全国組合の仲間が支援に駆けつけてくれました。要請会場に移動後、最初に「大幅賃上げと賃金改善を求める」職員・家族署名を提出しました。

職員確保には賃上げこそ 

 「地域の相場が、日赤とかけ離れている(日赤が低い)。ほかから日赤にくる場合、まず賃金をみる」「薬剤師の在職者調整を」「調理師、看護助手の賃金表の改善を」「病院が看護師に満足度調査を実施したら、満足度が高かったのは教育。逆に低いのは賃金低い、年休取れないとの結果だった。春の段階に是非、有額回答を」「准看の時の経験年数前歴換算して欲しい」「夜勤そのものの手当改善を」「時間外が当たり前でない働き方への改善を」「選ばれない病院になってしまうのでなく、選ばれる病院になるためにも賃上げを」「看護師は途中から寝たきり賃金。誇りをもって働くためにも、春の段階での賃上げをして欲しい」「切実な職場の訴えに答えて欲しい」と訴えました。

夜勤改善し職員の健康守れ

 「夜勤では休憩も食事もとれない。持ってきた弁当を食べる時間も取れずに持ち帰る過酷な状況。人を増やして夜勤を減らしてほしい」「消費税増税で、車通勤から電車通勤に変更。生活は、貧して窮している」「16時間夜勤を月6回おこなっている。人を集めるには、夜勤改善と賃金のアップ」「7対1入院基本料を維持するために、年休希望しても2カ月に1回しか取れないと言われる」「年休は明らかに取れない」「医師が150時間以上残業のブラック病院一覧に日赤がある」など、職場実態を本社に訴えました。

日赤本社の態度     

 本社は、「働く人があっての活動、事業。働く人を大切に思いながら改善させてきた歴史がある」「職員の生活を守ること、人並みの賃金を確保することが本社の考え方である」「賃上げについては、明日の交渉もあるので今は答えられない」「労基法は日本の法律で守らなければならない」「診療報酬基準で年休取得のしにくさなど、疑義解釈の内容についてはこの場では控えたい」と回答しました。

賃上げ有額回答を
夜勤協定の策定も求め 日赤本社と団体交渉

 全日赤は4月22日10時より「賃上げ要求」と「夜勤改善」をめざして、日赤本社と団体交渉をおこないました。
 全日赤は、21日の本社要請行動を踏まえ、賃上げ有額回答をおこなうよう本社を追及。本社は、大手企業を中心に賃上げの傾向にあることを認めつつも、「今後の世間の動向を慎重に注視して判断する。回答を差し控えたい」との姿勢に終始しました。
 全日赤は、「世間は明らかに賃上げ情勢である。世間の動向だけでなく、職員の切実な声を聞き、食事もろくにとれず、休憩する暇もなく赤十字事業を支えている実態に目を向け誠意ある回答をすべきだ」と強く主張しました。
 また全日赤の働き続けられる職場をつくるため「当面月8日以内の夜勤協定」の要求に対し、本社は、「夜勤ガイドラインを策定して取り組んでいる。協定で全施設一律に決めることは、現時点で現実的ではない」と回答。全日赤は「人事院判定、ILO、5局長通知でも8日が当たり前である」と反論しました。
 また、「ガイドラインの説明を受けた看護師長が、8時間勤務から12時間の延長を提案してきた。長時間勤務をさせない趣旨のものであるはず」に対して、本社・小森看護部長は、「ガイドラインが十分理解されていないと思う。今後も継続して理解を求める」と発言しました。全日赤は、月8日協定、週労働時間32時間にむけ交渉を継続します。

各単組が統一行動

 4月24日、本社の賃上げ回答と夜勤協定締結へのゼロ回答に対し、抗議のストを含む統一行動に24単組が結集しました。

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