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機関紙「日赤労働者」

Rプラン追加提案
(初任給格付け)

全国統一の初任給格付けモデル賃金示されず

 7月31日の団体交渉にて、本社はRプランに関する追加提案として、初任給格付等についての提案メモを提示して説明しました。全日赤が提案当初より「初任給格付を示すよう」追及してきたもので、本社は4月中旬に「モデル賃金と併せて提示する」と言ってきましたが、全日赤は「昇格基準を無くして勤務評定により昇格されるのであればモデル賃金はできないはず」と反論してきました。今回の追加提案では、モデル賃金は示されませんでした。

初任給は統一だが前歴は施設任せ?

 本社は、現行の「初任標準的給格付基準」を基に2018年度俸給表号俸と同額にあたるG/P1の俸給額を示しています。全日赤はあくまでも初任給は施設長が決定する協定に基づき取り扱われているとの認識から、本社が「初任給標準的格付基準」を示すことを認めていません。本社も「あくまでも標準的な格付基準を示したもので、上下4号俸の範囲で施設長が定めるよう指導している」としてきました。
 しかし今回は「標準的」ではなく、全国統一した基準とすることを提案しています。新卒の場合は本社の示す格付け、中途採用者の前歴換算に関しては施設長に任せるという内容です。全日赤は「前歴換算について一定の基準が必要なのではないか。本社提案では施設によって差が大きくなる」と追及しました。

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